大阪夏の陣直後に建設された国内で現存する最古の町家住宅ということで歴史資料館として残されている場所です。
かなり広い住宅で色々と面白い物が沢山見ることが出来ます。土間には復刻された大きなかまどがあって、昭和初期を生きた人たちには懐かしいと思える風景があります。
部屋で50メートル走が出来そう
受付をして中に入ると土間があって一段高くなっているところが畳の座敷なんですが、それが幾つもの部屋が障子のような引き戸だけで仕切られているので、すべてを取り外すとかなり縦長の座敷が出来上がります。
なんか50メートルくらいあるんじゃないかって気がします。正月などの人が集まるときにはこういった場所に集まるように出来てるのかもしれません。
大小たくさんの釜が使えるかまど
これが個人的にこの場所の一番の見どころだと思っているかまどです。これは昔から残っているものではなく復刻したものだそうですが、昭和初期なんかに古い住宅に住んでた人には懐かしいものだそうです。
反対側には釜の下に薪を入れる場所がって全部いっぺんにご飯を炊こうとすると忙しくて結構たいへんそうです。
かまどの裏には大きめの炊事場があります。これくらい大きな洗い場だと洗い物とか色々簡単そうですけど水しか出ないから寒い時期はちょっと大変かもしれませんね。
何故か天井に籠がぶら下がっている
かまどを見た後にふと上を見上げてみるとこんな感じで昔の移動手段の籠がぶら下がっていました。何かに使ってたんでしょうかね?謎です。
ちなみに天井はかなり高くて上にはこんな風に縦横に梁がたくさん通っています。忍者や座敷わらしがいそうな雰囲気ですよね。
昔の階段はかなり小さくて急勾配
入り口から一番奥にある部屋には写真などの資料が置かれていて、その部屋には屋根裏に続いてる階段がありますがそれが凄まじく危険そうな階段です。
階段の下部分が収納スペースとして利用されてるのもなんかいいですね。
食器がたくさん収納してありました。
軒先でのんびりしたくなる庭
この時代の家の庭ってなんかいい雰囲気ですよね。
このスペースはこの家の主人の部屋みたいな感じになっています。時代劇とかでちょっと見たことがあるような雰囲気です。
最後に庭から蔵まで回ってみたんですが中を整理しているということで入れませんでした。
古い日本家屋への憧れが湧いてくる
私は将来田舎暮らしがしたいタイプですのでこういった場所を見るとこんな場所でのんびりとした生活を送りたいなという思いが強くなるんですけど、あなたはどうですかね?
今でもこんな家を持ってる家柄の人が羨ましく思いますが、そんな家系には苦労もありそうで微妙な感じです。