堺伝統の刀鍛冶で奈良の法隆寺五重塔のてっぺんにある魔除けの鎌を鍛えた鍛錬所です。店内には様々な包丁やハサミなどの家庭用品などが販売されています。
さらに店主さんの都合が良ければ店の奥にある鍛錬場を見学させてもらうことも出来ます。そこでは古式鍛錬という昔ながらの鍛冶作業が行われています。今でも実際に切れる日本刀を制作することもあるそうです。
一年に一度だけですが日本刀の古式鍛錬を公開で行っていますので予定があるならぜひ生で刀鍛冶を見学してみてください。
魔除け鎌は結構大きい
これが法隆寺の上に奉納されていた先代の魔除け鎌です。刃の部分は切れないようにしてありますが、かなり大きな物です。身長の低い女性なら顔ぐらいまで来ると思います。
この鎌は定期的に作りなおされるということで、また今のご主人の何代かあとの後継者が新しい鎌を打つことになるんだろうと言っていました。
包丁以外にも家庭用品が販売されている
店内には囲炉裏が設置されていたりで古い日本の建物って感じです。
メインのショーケースには包丁がずらりと並んでいますが、横には植木バサミや爪切り、魚のうろこ取りなど色々なものが並んでいます。
ちょっと大きめの足の爪切りがあったのでこれを買ってみました。切れ味が良すぎてちょっと怖いくらいです(笑)
鍛錬場はまるで資料館の様な雰囲気
これは確か日本刀などの長物系を鍛えるときに使う場所だそうです。
これはふいごと釜ですね。ここは何用だろうか?説明を聞いたけど忘れた気がします。
こちらが包丁などを作るメインの鍛冶場で、足場が穴になってるんですけどこれは今のご主人の代になった時に自分に合わせて高さなどを作り変えているそうです。
そして先程の穴の裏側には色々な道具がおいてあります。必要な道具はすべて手の届く範囲にあるそうです。
しかもこのクランプの様なものなども必要な物を自分で作るそうです。
こんな場所に来たらどうしても包丁などを買わないといけないような感覚になってしまいますが、そんなことはなく気さくに色々と説明してもらえたので興味があれば行ってみてください。